Wiiリモコンに張り手

Wiiを買った。
で、それなりに楽しんでいるのだが、ある時、突然リモコンに内蔵のモーションセンサが動作しなくなった。


ポインタやボタンは動作しているので、本体とのリンク切れではない。
本体の再起動やら何やらを試しても復帰せず、仕方なしにサポートへ電話した。
どうせ繋がるまでえらく待たされるんだろうと構えていたら、意外にもすぐに人間が出てびっくりした。
最初はアンサリングマシンだと思ってたので。


しかし担当者に言われた事にはもっと驚いた。
物腰柔らかに指定された内容は「リモコンのボタン面を下にして持ち、十字キーの部分をもう片方の手のひらに数回叩きつけろ」という過激なもの。

耳を疑って再度担当者に確認したが内容は変わらず、恐る恐るビタンビタンと叩いてみたところ効果は覿面で、モーションセンサが難なく復活した。

なんでもセンサが十字キーの裏にあり、何かのきっかけでハマってしまうケースがあるそうだ。


それはともかくとして、この時代に、調子が悪ければ叩いて直せというのを、しかも公式サポートで聞くとは思わなかった。

が、思えばしかし、確かにこのリモコンは頑丈である。
ゲームに熱中するあまり、フルスイングしたリモコンをテーブルにぶつけた事が何度かあったが、まったく平気の平左で動作している。

数々の伝説を持つ任天堂イズムを感じた出来事だった。