サルバルドンの衝撃

fanta


技術者貧民街である俺の職場からまた一人リタイアとなった。

「俺にはでっかい夢がある」と言って海外へ出て行ってしまった。
1年ほどあちこちで学んで、日本である資格を取るのだそうだ。

開発系とは無縁のその資格に、思うところがいろいろあった。

それはともかく、曲がりなりにも何年か米国で働いたせいか、英語学習の点でアドバイスを求められたので、米国にいたときに受けたセミナーで聞いた話をそのまましてあげた。

「英語で一番大事なものは発音で、その次に語彙が重要、グラマーは大して重要ではなく、一番軽視してよいのがアクセントである。」

ここで発音とアクセントの違いが分かりにくいが、アクセントは訛りと考えてもらえばよい。
すっごく簡単に言うと、バリバリの日本人訛りでも、相手が聞き取ってくれるようなレベルになっていれば全く問題ないと言うこと。

聞き手が何を発音しているかサッパリ分からないと、それはやっぱり発音に問題があるということになり、癖があるけどまあ分かるよ、という場合にはアクセントに問題があると言える。

発音に問題があるとどうにもならないが、アクセントに問題があっても会話すなわち意志の疎通に大きな支障は発生しない。

英語を学習する身としては、アクセントの優先度など最低で良いということになる。


ちなみに、なぜ発音が一番大事かというと、自分で発音出来るようになって初めて他の人の英語が理解出来るようになるからだと。
また、そうなることで、語彙や表現を増やしていくことが出来るからだそうだ。



ところで、俺が勤めていた会社には中国人がたくさんいたが、うち一人の話す英語はついに聞き取れず赴任が終了した。もう何とも表現のしようがない英語だった。

一方、取引会社のインド人は、rの巻き舌が強烈であった。たとえばcoreだと「コーッル」と聞こえる。

mixiか何かで見かけた一番恐ろしい例は「サルバルドン」である。実はこれ、「server is down」と言っているのだ。すごい。

そんな人たちでもアメリカで生活できているってことで。