ザ・ギバー


ザ・ギバー―記憶を伝える者 (ユースセレクション)
面白…くはないけど、とても気にかかる作品だった。

一見、高度に管理されている世界が、次第に不気味さを増して行くストーリー展開がよかった。最後が気になって、一気に読んでしまった。

また、劇中のいろんな点が、例えばどのようにしてこのような世界になったのか、記憶を渡せるのか、といった点はまったく説明されていなくて、ラスト近くの、幼児との息詰まる逃避行と暗喩的なラストとともに、とても想像力をかき立てられる。

3部作らしいが、残りの2部、3部は邦訳されてないとか。
1/13開始、同日読了