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ブクログ2月分まとめ

harukiyaさんの本棚2010年02月アイテム数:19 イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)クレイトン・クリステンセン,玉田 俊平太02月01日帝国 (〈1冊でわかる〉シリーズ)スティーブン・ハウ02月03日「残業…

米Amazon 2000〜2009 売り上げトップ12

米AmazonにBooks of the Decadeて愉快なページがあった。 2000年から2009年まで通して売り上げ上位100冊を一覧にしたものだ。 このうち、とりあえず上位12冊を、邦訳されていればそれを併せてリストしてみる。 とはいえ、ハリーばっかりなので、もうちょっと…

ブクログまとめ

harukiyaさんの本棚2010年01月アイテム数:12 フラット化する世界 [増補改訂版] (下)トーマス フリードマン01月05日生命保険のカラクリ (文春新書)岩瀬 大輔01月12日もの食う人びと (角川文庫)辺見 庸01月07日ドリーム・ギバー―夢紡ぐ精霊たち (ハートウォー…

「死の医学」への日記

死ぬ場所といえば病院が当たり前になったのは、ここ数十年のこと。 それだけに、死が生活と切り離されてしまう。 ある婦人の在宅ケアの例。 辛そうに闘病している婦人の子どもが、足許までしか近寄らない。それを見た婦人の母、つまり子どもたちの祖母が、「…

俺は、中小企業のオヤジ

ムチャクチャだったけど、面白かった。物品搬入口が狭かったので、上司に相談せず勝手に木を伐採して整地して広くしたとか、ハンガリー当局から難癖つけられたとき、無断で役所に乗り込んで、赤じゅうたんに油まみれの部品を並べて直談判したとか、武勇伝の…

強い者は生き残れない環境から考える新しい進化論

全体的に、説明が足らない気がした。 こういう話を一般的にわかりやすく書くのは「生物と無生物のあいだ」の人が上手だと思った。進化論のうち、環境が生物を選ぶという、環境説の話。産業革命後のイギリスが、煤煙で木の幹が真っ黒になると、もともと白っぽ…

ザ・ギバー

面白…くはないけど、とても気にかかる作品だった。一見、高度に管理されている世界が、次第に不気味さを増して行くストーリー展開がよかった。最後が気になって、一気に読んでしまった。また、劇中のいろんな点が、例えばどのようにしてこのような世界になっ…

グリーン革命

冒頭のスマートグリッドの話が良かった。 読んでいてスマートグリッドを俺のような素人もリアルにイメージできた。 スマートグリッドなんて、今までは漠然と高機能な高圧電線網のことかと思ってたけど、発電所から家電まで含めた網のことなんだとよく理解で…

グリーン革命

前作ほど面白くなかった。 ただ、2点ほど面白いなと思ったことがあった。 一点目。石油を買い続けることが、産油国のオープン化を抑制するということ。もうひとつは、エネルギー貧困、つまり電力の安定した供給がないために、フラット化した世界へ接続できず…

生命保険のカラクリ

保険のことなんてさっぱり分からなかったので、とてもためになった。 以下、メモ保険は、保障の性質を持つものと、貯蓄の性質を持つものに分かれる。 保障は万が一に備えるもの。貯蓄は発生の確率が高い、将来の出費に備えるもの 保険商品は以下の三種類に分…

ドリーム・ギバー

同じ作者の「ザ・ギバー 記憶を伝えるもの」と間違えて図書館で借りた。 でもまあ面白かった。 悲しい母子、さみしい老婆が、ドリーム・ギバー(夢を与える者)たちのおかげで元気になる話。1/7開始、同日読了

もの食うひとびと

世界食い倒れ紀行かと思ったら全然違った。 不条理なことがたくさんあるけど、皆ものを食う同じ人間。 解説も含めてとても面白かった。1/6開始〜1/7読了

フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

こういうのが面白かった。HPが必死に87あったサプライチェーンを5つに減らしたのだが、見学者にどうやったらそんな事が出来たんだと度々聞かれてその有用性に気づき、そのノウハウを商品にした話やっぱりHPが、インドの貧しい地域へ行き、一緒になって議論し…

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)

いまさら読んだ。前作、「レクサスとオリーブの木」はいろいろと鼻についたけど、こっちは面白い。上巻は、なぜ世界はフラット化したかという話。 ある意味、後から何とでも言える話なので、むしろフラット化した世界でどうしよう、という第二部からの方が本…

すべての経済はバブルに通じる

面白かった。資本主義はねずみ講だそうな。 つまり自分の持ってる資産が、次の人に高く売れる間はOK。だけどねずみ講に参入してくる人がいなくなったら終了という仕組み。よくどんな資産でも証券化すればOKと聞く。たしかソフトバンクが、ユーザの月賦を証券…

フェルマーの最終定理

フェルマーの最終定理を読んだ。とても面白かった。17世紀にフェルマーが「この定理について驚くべき証明を見つけたが、余白が足りないのでそれを記すことが出来ない」と思わせぶりに記してから数百年、20世紀末にやっと証明されたフェルマーの最終定理。 最…

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

仕事の出来る人は、重要な数字が頭に入ってるものだ、と書いてあった。 いい加減な俺は数字なんてすぐに忘れる。なんだかとっても納得した。 大学生の本離れとかいうけど、こうやって数字を並べてみるとそれは違うんじゃね?とか実例を引いてくれてて、筆者が…

インフルエンザ・パンデミック

生ワクチンは非常に効果が高く、持続もするけど、まれに副作用がありますよ。日本ではやってませんよ。 不活化ワクチンは副作用リスクは少ないものの、効果も生ワクチンほど高くなく、持続もしませんよ。おまけにウイルス侵入経路である気管支にはあまり抗体…

「育てにくい子」と感じたときに読む本

過保護はOK。過干渉はダメよ。という主張。まあ、ヤバい経済学でも書いてたけど、育児方法なんてそもそも効果が測りにくくて、十年もすればメジャーな説も消え失せるようなエリアなんで、眉唾モノで読んでみたけど面白かった。 子供にはそれぞれに必要な愛情…

向田邦子全集〈4〉小説4 寺内貫太郎一家

うん。まあ、いい話っすね。という程度。

レディ・ジョーカー

ブックオフで叩き売られていたので再読した。 企業トップや新聞記者や警察の仕事っぷりがとてもリアルに見えて、この人はどうしてここまで書けるんだろう、といつも思う。 この人の本は、読んだ後は重苦しい気分になるけど、思い出したように読みたくなる。…

博士の愛した数式

数学と江夏と子供以外に興味のない「博士」の感情表現がとても良かった。

できそこないの男たち

オスというのは、種が自分たちの遺伝子をシャッフルするために作り出した使いっ走り、という話。 メスを適当に改造して出来たものなので、メスより脆弱な作りになってんじゃねーの?という仮説が面白かった。

山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

湾岸戦争の兵站を支えた人のお話。戦争でまったく目立たない後方支援が詳しく書かれていてたまらない。 すさまじい兵員や物資を、短時日のうちに地球の反対側に運ぶ。しかも先方にはまったく受け入れ態勢が整ってないとか狂気の沙汰。 今日決まっている事が…

華麗なる一族

ブックオフで100円だったから買ってみたが、すごく面白かった。 ただ、ラストは意外・・・というか、そうなっちゃうの?というような結果だった。 この前作の白い巨塔に、予定になかった続編が作られたことが、ひょっとすると影響してるのでは、と思うのは考…

問題は、躁なんです。

春日武彦の「問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ」を読んだ。あちこちで支持されているので買ったのだが、薄かった。内容もだらだらとしていて、系統立っているような気がしないし、話のタネに出てくるデータが古いことが多い。 しかも、自分が直接診察…

白い巨塔

山崎豊子の白い巨塔を読んだ。もともとは財前が裁判にも教授選にも勝ったところで幕だったところを延ばしたらしい。それで良かったのかは分からない。この作者は、こういう欲望渦巻く話が一番似合うと思う。 その中でも、立場をかさに着た慇懃無礼、臆面の無…

若草物語

若草物語を読了できず挫折した。最近は本をブックオフオンラインで買うことが多い。 1500円で送料無料になるので、それに満たない場合には、予めリストしておいた100円とか150円程度の、いつかは読もうと思っていた本で値段を調整する。 この本も、名の知れ…

深い河

遠藤周作の深い河を読んだ。とてもよかった。 何人も出てくる登場人物のどんな思いも、生と死とまとめて受け入れるガンジス川で表現される何か。 突拍子もない話をするが、ガンジス川は汚いと思うし、ここで沐浴しろと言われても絶対に無理。だけど、登場人…

三銃士

アレクサンドル・デュマの三銃士を読んだ。 作者の、青年に対する愛情が感じられるような本だった。 そういえば、モンテ・クリスト伯でも、ファリア神父にダンテスのことを青年だからと信用させている。いわゆる悪役もよかった。 最初はロシュフォール伯爵と…